LimX Dynamicsが、私たちの冬の過ごし方に「喝」を入れにきた。彼らが中国東北部のマイナス20度という極寒の地に送り込んだのは、最新の二足歩行ロボット『TRON 1』。しかも、あえて雪だるまのコスチュームを着せてゲレンデを滑走させるという、遊び心あふれるデモンストレーションを披露したのだ。
雪だるま姿でスキーを楽しむその姿は一見コミカルだが、中身は極めてシリアスだ。TRON 1は、本来の動作保証温度であるマイナス5度を大幅に下回る過酷な環境下で、驚異的な動的バランスと全天候対応能力を証明してみせた。スペック上の限界を軽々と超えてみせるその走りは、まさに次世代のエンジニアリングの賜物と言えるだろう。
もし将来、ロボットによる反乱が起きるのだとしたら、それは私たちが想像していたような冷徹な機械軍団ではなく、案外こんな風に愛らしく、そして完璧にドレスアップした姿でやってくるのかもしれない。