今後のイベント:2025年10月19日 - 2025年10月25日
イベントについて
「2025 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS 2025)」が、2025年10月19日から25日の期間、歴史と未来が交差する活気あふれる都市、中国・杭州にて開催されます。IROSは、世界のロボット研究コミュニティが熱い視線を送る、まさに最高峰の国際フォーラムです。知能ロボットとスマートマシンの科学技術が切り開く未来のフロンティアを、徹底的に深掘りします。
ロボット工学の未来を指し示す新たな方向性、最先端のアプローチ、革新的なデザイン、そして驚くべき成果――これら全てが、本会議の主役です。研究者から実務家まで、あらゆる専門家が自らの知見を発表し、熱い議論を交わすための、他に類を見ない大規模かつ影響力のあるプラットフォームとなるでしょう。
技術セッションやマルチメディアプレゼンテーションはもちろんのこと、IROS会議では、恒例のパネルディスカッション、フォーラム、ワークショップ、チュートリアル、そして最新技術の粋を集めた大規模な展示会、さらには最先端の現場を巡る技術ツアーまで、盛りだくさんのプログラムが用意されています。
主要日程
- 論文提出締め切り(延長): 2025年3月2日
- 論文採択通知: 2025年6月30日
- 最終論文提出締め切り: 2025年7月31日
- 会議開催期間: 2025年10月19日~25日
プログラムハイライト:プレナリー&基調講演
IROS 2025のプログラムのハイライトは、まさに「夢の競演」と呼ぶにふさわしい、ロボット工学とAIの最前線を牽引する世界的に著名な講演者陣です。彼らの知見が、あなたの常識を覆すことでしょう。
プレナリーセッション
- 朱 松純(Song-Chun Zhu)教授:「TongBrain:物理ロボットとAGIエージェントの架け橋」(10月21日 午前9:00)。北京汎用人工知能研究所の創設者である朱教授が、具現化AIと汎用人工知能(AGI)の壮大な融合について語ります。その洞察は、きっと未来を指し示す羅針盤となるはずです。
基調講演者
- ジョージー・ヒューズ(Josie Hughes)教授(EPFL):「バイオインスパイアードロボット:身体性を持った知能の構築」(10月21日 午後1:20)。物理的なインタラクションを通じて学習し、環境に適応する――まるで生命体のようなロボットたちの世界へ、深く、深く潜り込みましょう。
- 原田 香奈子(Kanako Harada)教授(東京大学):「人間とAIロボットの共進化が拓く科学フロンティア」(10月22日 午後5:20)。AIロボットシステムが、いかにして人間の限界を超え、科学的発見の速度を劇的に加速させるのか。その驚くべき可能性を、共に探求します。
- カリーン・ラミレス=アマロ(Karinne Ramirez-Amaro)教授(チャルマース工科大学):「解釈可能で説明可能な手法による、透明性の高いロボット意思決定」(10月21日 午後5:40)。ロボットがなぜその行動を選んだのか、その「心の内」を理解し、予測可能にするための最先端アプローチを解き明かします。
注目ワークショップ&技術ツアー
ワークショップ
専門家がリードするワークショップで、特定のテーマに深く、そして濃密に没入し、新たな知見を掴み取りましょう。
- 「知能ロボット工学:身体性知能の活用」(10月20日):ゴードン・チェン(Gordon Cheng)教授やドンヘイ・リー(Dongheui Lee)教授など、ロボット工学界の巨匠たちが集結する終日セッション。次世代ロボットマニピュレーションの神髄に迫ります。
- 「第2回 AIと自律性の出会い:ビジョン、言語、自律システム」(10月21日):大規模言語モデル(LLM)とロボット工学の間に潜む驚くべき相乗効果を解き明かし、より直感的で汎用性の高い自律システムの実現に向けた道を切り開きます。
技術ツアー
中国が誇る最先端ロボット企業の「心臓部」へ、特別に潜入できるチャンスです。
- Unitree Robotics:世界を驚かせた彼らの四足歩行ロボットに、間近で触れることができます。
- DEEP Robotics:複雑な環境をものともしない脚式ロボットの革新的な技術を、その目で確かめてください。
- 蕭山ロボット展示センター:ロボットイノベーションの最前線が凝縮されたこのハブで、未来のテクノロジーを体感しましょう。
会議プログラム
IROS 2025は、参加者の皆様に充実した体験をお約束する、多岐にわたるプログラムをご用意しています。
- 論文発表を伴う技術セッション。
- 業界を牽引する専門家によるプレナリー講演と基調講演。
- 専門性の高いトピックに特化したワークショップやチュートリアル(例えば、10月20日開催の「知能ロボット工学:次世代マニピュレーションのための身体性知能と学習の活用」ワークショップなど)。
- 白熱の議論が交わされるフォーラムとパネルディスカッション。
- ロボットの驚異的な能力を披露するコンペティション。
- 最新鋭のロボット技術と製品が一堂に会する展示会。
- 現地の研究施設や産業界を巡る技術ツアー。
プログラムの詳細については、情報が公開され次第、IROS 2025公式ウェブサイトをご確認ください。
トラベルグラント
参加者の皆様を支援するため、IROS 2025では複数のトラベルグラントプログラムをご用意しています。申請は2025年7月1日に開始され、同年8月1日に締め切られます。このチャンスをぜひご活用ください。 主なプログラムは以下の通りです。
- IEEE RASトラベルサポートプログラム:IEEE RAS会員の学生著者、または発展途上国からの著者に対し、最大1,500米ドルを支給。
- IEEE IES-SYPAトラベルサポートプログラム:IEEE IES会員の学生、または若手専門家に対し、最大1,500米ドルを支給。
- IROS-SDCトラベルアワードプログラム:対象となる申請者に対し、最大600米ドル、または航空運賃の80%までの部分的な支援を提供。
詳細については、IROS 2025トラベルグラントページにてご確認ください。
論文募集
未来を担う研究者の皆様、知能ロボットとその応用に関するあらゆる分野における、珠玉のオリジナル研究論文の投稿を心よりお待ちしております。 また、コンペティション、ワークショップ/チュートリアル、最新成果(late-breaking results)、そして特別フォーラムの募集も同時に開始されています。提出ガイドラインや締め切りに関する詳細情報は、IROS 2025ウェブサイトの貢献セクションにてご確認ください。
参加登録
IROS 2025への参加登録に関する詳細は、会議ウェブサイトの参加セクションにて順次公開されます。
開催地
IROS 2025の舞台となるのは、豊かな歴史、息をのむような自然の美しさ、そして洗練された文化が息づく中国の古都、杭州です。 「地上の楽園」と称される杭州は、浙江省の省都であり、ユネスコ世界遺産にも登録されている風光明媚な西湖をはじめ、絵画のような絶景で世界中の人々を魅了しています。会議の合間には、この美しい都市が提供する文化と自然の豊かさをぜひご堪能ください。